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「特別展 茶の湯」を観に行く+α [Art & Movie]

 なんの予告もなしに休んでサボってたので、毎度のようにしれっと更新再開しますw
 覗いていただいていた方々、申し訳ありません。

 さて。
 今月から上野、東京国立博物館(平成館)で開催されている「特別展 茶の湯」を観てきた。
 実は先月に、同じく東博で開催されていた「春日大社 千年の至宝」展を会期末間際に観に行っていたが、個人的には期待した割に「……(´・ω・)」だったのだけれど、帰りがけに今回のパンフを見つけて一気にテンションが上がりっぱなし[右斜め上]wで、以来心待ちにしていた。
 いつ行っても混むだろうなとは思っていたが、大名物の国宝「曜変天目(稲葉天目」が期間限定(~5/7まで)で展示されるというのであれば、GWに突入する前の早いうちに行くしかない。
 で、今日は休みを取り、ついでに父が身罷って以来出不精になりがちになっていた母親も連れ出して、午後から上野公園へ。

 神田で中央線から乗り換えようとしたら、人身事故の影響で山手線、京浜東北線とも運転見合わせ(。-`ω-)やむなくメトロ銀座線で上野まで。
 JRならホーム中ほどの階段を上がって公園口改札方面へすぐ出られるのに、慣れない地下鉄駅から行くのでしばし戸惑う+母親の脚力に合わせていたら、時間をロスしてしまい、入館したのは15時半をだいぶ回っていた。

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 全部を具に観ているには時間が足りなそうなので、入口においてある出品目録と、音声ガイド(今回は落語家の春風亭昇太師匠)のプログラムを見比べながら、絞って観ていくことにする。

 茶の湯ということで、最初は室町期、いわゆる"東山御物"からだが……初っ端の牧谿「観音猿鶴図」から見入ってしまう。そして国宝「青磁下蕪花入」、重文「青磁鳳凰耳花入」が並んで展示されたところで脚が止まる。鳳凰耳花入はこの時に一度見ているのだが、この二つを並べて観るとかなり色合いが異なっていることを初めて知る。なにしろ下蕪花入の”青”の美しさと言ったら!青磁といいながらややくすんだ緑がかったようなものが多い中、これがいわゆる”雨過天晴”の色なんじゃないかと。
 ずっと観ていたい思いを振り切って(って大仰なw)次の部屋へ。

 そして、出ました。
 国宝「油滴天目」そして「曜変天目(稲葉天目)」。
 油滴天目は5年前にサントリー美術館で一度観ているが、曜変天目は念願の初ご対面。写真や映像では何度も観てきたが、窯の炎と釉薬の化学反応という偶然が創り出した、虹色に輝く斑文の怖いまでの美しさは……観ていて溜息しか出てこない。「宇宙空間のような」という誰人の評も、さもありなん。
 と同時に、この二つの大名物の造形がまた見事なことを改めて思い知る。バランスを含め一切の破綻がないというか。これが完璧ってことなんじゃなかろうかと思ったり。

 この時点で既にハイテンションを通り越して、半ば熱に浮かされたようになっていたw

 その後は「青磁輪花茶碗 馬蝗絆」等を見入りつつ、次の第二章『侘茶の誕生』→第三章『侘茶の大成ー千利休とその時代』というテーマへ続く。
 二章でも三肩衝の一つ「初花」など、ここでも名前は知っていても初めて実物を拝むものが並ぶが、やはり”茶の湯”といえば千利休。この稀代の傑物(怪物?)の遺した功績は壮大なものであって、それを物語るように、展示される作品の点数も幅も一気に広がりを見せる。茶碗だけに限っても、初代長次郎の黒樂茶碗「ムキ栗」「利休」に「万代屋黒(もずやぐろ)」、赤樂茶碗「無一物」といった、利休の”侘茶”の精神を反映させた樂茶碗、利休亡き後茶道筆頭を務めた古田織部好みの黒織部に伊賀耳付水指「破袋」伊賀花入「生爪」、さらには国宝の志野茶碗「卯花墻」などなど……。「へうげもの」を愛読者の一人として、器とこれらに関わる人物が共に思い出されるので、余計に嬉しくなってしまう。

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 そういえば、古田織部の茶室「燕庵」が会場内に再現されていた。ここは撮影OKだったので(残念ながら、もちろん中には入れず)。

 小堀遠州や松平不昧公好みの茶器、野々村仁清の茶壷などもあって、これらももう少しじっくり観たかったものの、ここでゆっくりしているとショップで買い物する時間もなくなってしまうので、この辺りはやや流し気味に眺めて、閉館5分前にミュージアムショップへ駆け込み、図録等を購入。

 電車に乗る前に、上野駅ecute2Fの「麻布茶房」で一息。
 自分もやはり少々歩き疲れていたのか、滅多に食べないどストレートな甘味をw

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「クリームスイートポテト+黒みつきなこ」+HOTのウーロン茶。

 上に載ったソフトクリームもけっこう濃厚&冷たくて旨い。きなこも黒みつもさほど甘さがくどくなく、下のスイートポテトが温かいので、いっしょに食べるとちょうどいい……んだが、下からの熱でソフトクリームがどんどん溶けていくw
 味、ボリューム、雰囲気共に満足だったんだけど、あとでレシートを見返したら、ドリンクセットのセット料金が一人分余計に入ってた。たった¥200だけども(-_-;)ウーム。

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 今回購入したのは、図録にクリアファイル(A4、A5タイプ各1点)、それにポストカード4枚。なぜ稲葉天目のポストカードが置いてないのだぁ(。-`ω-) 


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 図録の厚さは約3cmとかなりのボリューム。これまで買った展覧会の図録の中で最厚。図版もさることながら、解説やエッセーなど読み応えも相当ありそうな。

 出品目録を見返してみると、今日はまだ展示期間でないものもかなりある。
 今日はやや急ぎ気味での鑑賞となったので、来月後半くらいに再訪して、今度はもう少しゆっくり愉しもうかなと。
 今夏にかけて、その他の上野の美術館でも観てみたいものもあることだし。 


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コメント 4

きよたん

良い展示会でしたね
国宝の天目茶碗等日本人の技術も素晴らしい
ですよね
目の保養ですね
by きよたん (2017-04-21 09:19) 

るね

>きよたんさん
ご無沙汰しておりました。
久方ぶり、本当にいい展覧会でした。眼福どころか、心に栄養をもらったような感じです。
これだけの名品が勢揃いすることも、今後しばらくはないんじゃないでしょうか。
by るね (2017-04-22 02:48) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

ここのところ、人身事故が多発しているような・・。
電車事故が起きない様にして欲しいものです。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-04-22 08:35) 

るね

>横 濱男さん
この日の夜にも神田駅で人身事故があったらしく、山手線などが止まってたそうです。
事故はある程度避けられないものなのかもしれませんが、鉄道会社も「万が一電車を止めたら、これだけ¥請求行くからねヨロシク」と公表したら、抑止力になるんじゃないかと思ったりもします。
by るね (2017-04-22 22:23) 

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