So-net無料ブログ作成
検索選択

【2017全豪】幸せな結末……? [Tennis - Pro Tour]

 今更ではあるけれど、結果には触れておかないとということで。
 先日の日曜(1/29)に行われた今年の全豪オープン。今年の男子決勝は、世界中の多くのテニスファンが望んだカードになった。

  • R.Federer[17] (SUI)
     6-4
    3-6 6-1 3-6 6-3 R.Nadal[9] (ESP) 

 ベスト8が出揃った時点で、このカードを期待する声は相当あったようだけれど、まさか本当にそうなるとはという感じで。2人とも故障やリハビリで昨シーズンの後半を欠場。共に「もう終わりかも……」なんて声がちらほら上がっていたわけで。特にフェデラーなんて今年は年男(現時点では35歳)という、一昔前ならほぼシングルスは引退している年齢だというのに。

 これまでの全豪ではこの両者、一昨年('14)と’12年の準決勝、そして'09年の決勝の3度対戦し、3回ともナダルが勝利していた。グランドスラムの決勝という舞台で見ると、’11年の全仏以来6年ぶり。

 準決勝の2試合は共にフルセットの激闘だったが、決勝も交互に1セットずつ獲って最終セットへ。 

 深夜にNHKで放映していた録画(当然結果は知ってましたw)で、しかも最終セットしか見ていないのだけれど、それでもフェデラーのストローク、特にバックハンドがキレッキレだったことは見て取れた。あの攻め方は、SFでディミトロフがナダル戦でやっていたことだけれど、ナダルのボールを殆どライジングの速いテンポで、深い場所へコントロールするなんて、巧いとかそういうレベルの話じゃない。
 化け物ですわ(^^;)

 そして、フェデラーが4-3として迎えた#8ゲーム、ナダルのサーブで40-40(Deuce)からのこのラリーと、フェデラーが決めたこのフォアハンド。

Epic 26 shot rally:Federer vs Nadal 5th set (Final) | Australian Open 2017 

 正直、この2人の対戦をあまり期待していなかったごくごく少数派(ヒネクレ者ともいう)のテニスファンですが(-_-;)、このショットはやはり鳥肌が立った。 

 結果、最終セットはフェデラーが1-3から5ゲームを連取し、7年ぶりの5度目の全豪オープン優勝(グランドスラムでも'12年のウィンブルドン以来5年ぶり)。グランドスラム通算では18個目のタイトルで、史上1位の記録を更新したことになる。

 この2人が共にテニス史上に残る凄い選手ということに異存は全くない。しかもその2人が好敵手同士として同じ時代に活躍してきたのだから、男子テニス界のこの10数年がいかに稀有な時代だったかということだろう。だからこそ、このカードを望む声がSF前、否QF辺りから高まってきたことも分かる。

 とはいえ。
 この両雄は時代すら巻き戻してしまうんだろうか。
 SFでナダルと対戦したディミトロフのプレーには、時代を後戻りさせないという意地があったようにも感じられたのだけれども……。

 この2人が戻ってきたことで、2017年の男子テニス界の勢力図は、シーズン序盤から混沌としてきた気がする。 

banner_03.gifにほんブログ村 テニスブログへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。
nice!(26)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【2017全豪】男子ベスト8の顔ぶれ [Tennis - Pro Tour]

 このブログ、メインのコンテンツはテニスということになっておりますが、油断するとその話題がぱたっと音沙汰なしになりがちでして(昨年暮れにA・マレーが世界No.1についたこと、WTFで優勝を飾ったことも記事にしてないし……)。
 正直自己満以外の何物でもないけれど、やはり触れておかねばということで。

 先週16日に開幕した、今年最初のグランドスラム大会全豪オープン。 
 やっと年始の気分が抜けきった頃だというのに、テニス選手はいきなり4大大会に挑まなきゃいけないのだから、過酷なものだよなぁ、と常々思う。寒い日が続く日本にいる身からすると、真夏のメルボルンが羨ましいけれども(-_-;)

 昨年末に悲願のNo.1を達成したA・マレー、全豪では昨年までの2連覇を含む6度の優勝を飾っている2位のN・ジョコビッチが8強に残れぬまま姿を消し、#5シードで迎えた錦織圭も、半年間の休養から復帰したR・フェデラーとのフルセットの激闘の末、Rd.4で敗れ去った。そんなこんなで今日(23日)男子ベスト8が出揃い、QF(準々決勝)の組み合わせが決まったわけで。

 以下、恒例の8強の顔ぶれと、私情入りまくりで全く当てにならぬ予想じみたものを。

  • Roger Federer [17] (SUI) vs Mischa Zverev (GER)
    過去の対戦はフェデラーの2勝。4年前のハレ(ドイツ)ではファデラーが6-0、6-0で完勝している……とはいえ、その時とは両者の力関係がだいぶ異なっている。8強入りの選手の内、唯一のノーシードであるズベレフだが、何しろRd.4で現No.1、優勝候補筆頭と目されたマレーを攻撃的なネットプレーを終始貫いて撃破する大金星をあげ、その勢いは相当のもの。一方のフェデラーは昨夏から半年間の休養を経てツアーに復帰して間もない。Rd.4では錦織とフルセットを戦い、フィジカル面での不安が皆無……ということはないと思う。
    とはいえ、ここは百戦錬磨、テニス史上最高のプレイヤーの一人に数えられるフェデラー。グランドスラムで強豪を倒す大金星を挙げて勝ち上がってきた相手を、苦もなく料理してしまったという場面は、これまでに何度も見せられている。記者会見ではズベレフを警戒するコメントをしていたけれども、フィジカル面で何らかのトラブルでもない限り、フェデラーがやはり優位ではないか。
  • Stan Wawrinka[4] (SUI) vs Jo-Wilfried Tsonga[12] (FRA)
    同い年で、実は誕生日も20日しか違わず(ワウリンカが'85.3.28、ツォンガが同4.17生)、プライベートでも仲が良かったというこの2人の対戦は、ワウリンカの4勝3敗と拮抗中。最後の対戦はワウリンカが初優勝を飾った一昨年の全仏SFで、グランドスラムでは全仏で3回('11、’12、'15)あるものの、その他のGSでは対戦がない。というより、初対戦だった'07のメッツ大会を除き全てクレーコートでの対戦となっている。
    ワウリンカは3年前にGS初戴冠となる優勝を飾っており、またツォンガは9年前('08)にマレー、ナダルを破って決勝に進出し、一躍名を轟かせた―と、全豪は両者にとってゲンのいい大会、といっていいかもしれない。このところワウリンカが3連勝しているとはいえ、好調な時は圧倒的なプレーでBIG4を屠るだけの爆発力を有するこの両者。過去7戦でストレートで決着した試合が一度もないことからして、縺れるのは必至かと。
  • Milos Raonic[3] (CAN) vs Rafael Nadal[9] (ESP)
    過去、ナダルの6勝2敗でグランドスラムでの対戦はなし。最後の対戦は今年年頭のブリスベンQFで、ラオニッチがナダルから2勝目を挙げている。
    昨年11月の最終戦でSFに進出、キャリアハイとなる世界ランク3位で迎えた今シーズンのラオニッチ。年頭のブリスベンでも優勝し、今大会も危なげなくQFまで駒を進めてきた。一方ナダルは、昨夏のリオ五輪でダブルスで金メダルに輝いたものの、上海MS後に左手首の故障のリハビリのためとして3か月ツアーを離脱、今シーズンからの復帰となった。今大会もRd.2では、次世代No.1候補の一人であるA・ズベレフに、セットカウント1-2から逆転、フルセットで振り切っての勝ち上がりとなっている(因みにこっちのズベレフ(アレクサンダー)は、マレーを破ったミーシャ・ズベレフの弟でもある)。
    過去8度の対戦では、'13年のバルセロナ大会を除いて全てハードコート。それでもナダルの5勝(2敗)なのだけれど、今年の全豪、特にセンターコートであるロッド・レーバー・アリーナは球脚がかなり速くなったという声もかなりあるので、カギはやはりラオニッチ最大の武器であるサーブの出来如何かと。サーブでのフリーポイントがあまり奪えず、ロングラリーに持ち込まれる展開となれば、やはりナダルに分があるのでは。
  • David Goffin[11] (BEL) vs Grigor Dimitrov[15] (BUL)
    ツアー大会本選レベルでは、ディミトロフの1勝('14全米Rd.3)。ツアー予選、チャレンジャー大会を含めてもディミトロフの4勝負けなしという成績。
    同じ片手バックハンド、プレースタイルの類似点(?)などから、"ベビー・フェデラー"という(本人にとってはやや不本意な)渾名を付けられ、かつては次のNo.1とも目されながらも、その後は伸び悩み、プライベート面での話題ばかり注目されることも多かった(一時期、あのマリア・シャラポワと交際していたことも有名)ディミトロフ。’14年の8位から一転、’15年は不調に苦しんでいたものの昨年になって復調の兆しを見せ、今年年頭のブリスベンではSFでラオニッチ、さらに決勝で錦織を破って3年ぶりのツアー大会優勝を飾っている。
    一方のゴファン。やや遅咲きでグランドスラム大会も20代になってから初出場('12全仏)という、やや遅咲きの選手ながら、ここ数年確実に力を伸ばしてきた選手でもある。グランドスラムでの8強入りは、昨年の全仏に続き2度目。身長180cmと現在の選手の中では小柄ながら、コートカバーリングに長けテンポの速いストローク、鋭いカウンターショットを持つプレイヤー。リターン力も優れていることは、今大会のRd.3で、ツアー界最強(最凶?)のサーブを持つ巨人I・カルロビッチ(Rd.1、2の2試合-8セットで何と94本のエースを記録!)を、ストレートであっさり下していることでも証明されている。
    さてこの両者……Rd.3で#18シードのR・ガスケを、さらにRd.4では、ジョコビッチをRd.2で破って世界のファンを驚かせたD・イストミンを破って勝ち残ったディミトロフに対し、サーブ王カルロビッチに続き、Rd.4では次世代トップ勢のライバルでもある#8シードのD・ティエムを下して勝ち上がってきたゴファン。共に調子は良さそうなので、どうなるかは正直予想がつかない(^^;)攻撃的なプレーで勢いに乗ったならストレートでディミトロフ、一進一退の展開でファイナルセットまで縺れるようならゴファン、と予想(根拠はありませんw)。

 はい、例によって予想の根拠はほとんどないし、多分に私見も混ざって(というか大半が)おります。
 とはいえこれほど、ベスト8の時点で誰が優勝するかほとんど予想がつかないグランドスラム大会というのも久しぶりな気がする。いつもながらライブでは見られない(WOWOW未加入の為)ので、NHK地上波及び公式サイトのハイライトしかチェックできていないけれど、過剰に肩入れしたい選手がもういない分w気楽に楽しめるかなぁと(^^;) 

※選手名のところに、ATP公式サイトの選手別プロフィールのリンクを張りました。
 選手の顔が気になる?方は一度チェックしてみて下さいまし……。 

banner_03.gifにほんブログ村 テニスブログへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。
nice!(29)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「世にも奇妙な人体実験の歴史」 [Book - Public]

 自らの理論を信じて自分の肉体で危険な実験を行い、今日の医学、科学の礎を築いた科学者たちによる、驚異のエピソード。

「世にも奇妙な人体実験の歴史」 T・ノートン著(文春文庫刊)

◆内容紹介(裏表紙から)
性病、毒ガス、寄生虫。麻酔薬、ペスト、放射線……。人類への脅威を解明するため、偉大な科学者たちは己の肉体を犠牲に果敢すぎる人体実験に挑んでいた! 梅毒患者の膿を「自分」に塗布、コレラ菌入りの水を飲み干す、カテーテルを自らの心臓に通す―。マッド・サイエンティストの奇想天外、抱腹絶倒の物語。解説・仲野徹 

 書店で平積みされた本書を見て、「人体実験の歴史」というタイトル、そして帯に大書された”マッド・サイエンティストの世界へようこそ!”という文字に、SF作品に数多登場する―研究のためなら他者の命など何とも思わぬ、いわゆる"マッド・サイエンティスト"の異様な話ばかりかと想像してしまった。

 確かに中盤まではそういった科学者や医師、さらには金儲けのために胡散臭いインチキをやらかした輩も登場するし、また壊血病ビタミンC不足によって19世紀までの船乗りが悩まされた疾患)の原因となっている、食物に含まれる不可欠な「何か」を探るため実験台となったのは孤児院の子ども達だった―という(第9章「偏食は命取り―ビタミン」)。この辺りは当時の常識や階級意識、現在とは大きく異なる社会的な倫理観等も関連してくるのだろうが。
 但し、第3章「インチキ薬から夢の新薬まで―薬」で記された、独テジェネロ社開発の新薬臨床実験によって6人の犠牲者(生存はしているが―)を出した'06年の事件は、今なお臨床試験という名目で人体実験が行われることを求められる新薬開発の実情と、そこに含む危うさを示しているように感じられる。

 だが、本書に書かれたエピソードの大半を占めるのは、研究のために文字通り自分の体を実験台にした、あるいは危険極まりない領域へ自ら踏み込んでいった医師や科学者たちによるもの。
「麻酔は何が有効なのか」、「放射線は人体に如何なる影響を及ぼすのか」、「なぜ違う血液型を輸血しては(基本的に)ダメなのか」、「海に潜ったらなぜ急に浮かび上がってはいけないのか」etc……現代では常識となっているような事柄はどれも、彼ら自らが身体を張った研究によって解明され、確立されたものなのだ。
 無論、その「研究のため」という目的は往々にして、病気や苦痛に苦しむ患者、人類、あるいは国家のためという高尚なものというよりは、研究者本人の―傍から見れば常軌を逸していると思えるほどの―強烈な知的好奇心からくるものなのだが。  

 終盤の第12章「爆発に身をさらし続けた博士―爆弾と疥癬」以降、
「毒ガスと潜水艦(敵が用いる毒ガスへの対策のため、研究者は毒ガス中毒になりながらガスマスクを作った)
「漂流(海難者が生き延びるためには、海水を飲んでも大丈夫なのか)
「サメ(海難者にとって、飢餓や乾きと同様人食いザメも恐ろしい存在だった)
「深海(潜水病対策の研究は、やがて深海への挑戦へとつながっていく)
「成層圏と超音速(深海へ挑んだO・ピカールは、気球で成層圏へも挑んでいた)
と続くが、この辺りは科学史というよりはもはや、冒険譚を読んでいるような。

 彼らのような、優れた知性、蛮勇と言えなくもない勇気、そして何よりも並外れた好奇心の持ち主が、現代科学の礎を築いてきたことは間違いない。彼らが単なるマゾヒストでも自殺志願者でもなかったことは

―多くの自己実験者がほとんど考えられないような極限状態を体験したが、自分の仕事にはそれだけの価値があると信じていたが故に、彼らは実験に伴う危険にも不愉快さにも淡々と耐えた。それらの多くがきわめて高度な研究であったことは、ノーベル賞受賞者に占める自己実験者の割合の高さによって証明されている。 

という「あとがき」の一文でもわかる。

 言ってみれば古今の科学史のこぼれ話を蒐集した本と言えなくもないのだが、ここまで集まると凄絶ですらある。   

 

 大阪大医学部教授、仲野徹氏による特別集中講義「人体実験学特論」という体裁の解説も、内容をコンパクトかつ要領よく紹介する内容になっていて秀逸。
 書店で本書を見かけたら、まず解説から目を通してみるといいかもしれない。  

banner_03.gifにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。
nice!(28)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

新年…… [Greetings]

 年(齢)を取る毎に、年(期間)が明けるという感覚が薄れてくるのは、普通なんでしょうか。

 明けましておめでとうございます。
 1か月半ぶりの更新が、新年のご挨拶となりました。

 今年がよりよい一年でありますように。  

banner_03.gifにほんブログ村 テニスブログへ ブログランキングに参加しています。

   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。
nice!(22)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

パクチーは好きですか? [Eat & Drink]

 パクチー。
 自分は特に大好物ではないけれど、食べられないわけでもないですw

 が、年に何回か、タイ料理やベトナム料理がやけに食べたくなったりするので、好きな部類の人間に入るのだろう。
 この夏に友人たちと5人でタイ料理の店で飲んだ際は、恐る恐る……といった様子のメンバーの中、1人自分だけ喜んで食べてたような……(^^;)この時はパクチー云々というより、全般的にかなり辛いメニューばかりだったからかも知れないけど(おかげでビールが進むこと進むこと)。

 ちなみにパクチーはタイ語での呼称で、一般的にはコリアンダー(英)。香辛料としてはこっちの呼び方が一般的だろうか。またベトナムではザウムイと呼ぶんだとか。中国では香菜(シャンツァイ)。

 そのパクチー。好き嫌いが人によってはっきり分かれるが、それについてこんな記事があった。

 要は、化学物質の匂いを検出する働きのある8つの遺伝子コードがあり、そのうちのある1つのコードによってパクチーの好き嫌いが決まる(そのコードに変異があると、パクチーに含まれるアルデヒドの匂いに敏感になり、受け付けなくなる)んだとか。

 即ち、本当にパクチーが嫌いな人は遺伝子レベルで嫌いということで。

 どうやらその遺伝子コードに変異はなさそうな自分に、またまたウチの弟が妙なものを買ってきた。
 インスタントの袋麺で「パクチー焼きそば」……!?
 曰く「ビールのつまみにあいそうでしょ(・∀・)ニヤニヤ」と。

paq_01.jpg

 

 

 

 


 いや……特に好物ってわけじゃないんだが。第一こんなもの、どこで見つけて来るんだよorz
 で先日夜、晩酌のアテに作ってみた。

paq_02.jpg

 

 

 

 

 
 ベトナム製だが、日本語表記のパッケージからすると、あちらで売られているものを直輸入したのではなく、日本向けに製造されたもの、か。

 作り方
1,麺を茹でる。
2,別容器に小袋の粉末スープ、乾燥野菜(パクチーですな)、それに香味油をあけておく
3,茹で上がった麺を軽く湯切りし、2,の容器にあけてよく混ぜる
4,皿に移してできあがり
 ……焼きそばっていうかこれ、ほぼ"まぜそば"じゃないかとw
 ま、インスタントの焼きそば自体、焼きませんけれども。

 スープや乾燥パクチーの袋を開けた時はほとんど匂いもなかったが、湯切りした麺を入れて混ぜ始めた途端、パクチー独特のあの匂いが鼻を衝く。
 嫌いな人はこの時点でダメだろうなw

paq_03.jpg

 

 

 

 


皿に移した状態。素の味をみてみたかったので、他の具も入れず手も加えず。
 「お好みで生パクチーなど添えるとよりおいしく召し上がれます」とあるが、そんなものはございませんw
 ビールはプレモルで♪

paq_04.jpg

 

 

 

 


 パッと見、青のりをまぶした塩焼きそばに見えなくも……ない?

 食べてみると、調理時に「おうっ」と感じたほどには、パクチー独特のあの味が主張してこない。もう少しガツンと来るかと身構えたんだが。ビールのアテにするならもうちょい、スパイシーさなど欲しいところ。
 ただ、食後に胃の辺りにしばし違和感を覚えたような……その後、具合が悪くなったなんてことは全くありませんでしたが(^^;)。

 「パクチー焼きそば」については、既にこんな記事があった。

 昨年夏の記事で「限定販売」となってますが、現在でもAmazon等で買える模様。

 そういえばパクチーつながりで、こんな記事を以前読んだのを思い出した。

 ところ変われば……とはいえ、讃岐うどんに山盛りのパクチー……うわわ(^^;) 

banner_03.gifにほんブログ村 テニスブログへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。
nice!(26)  コメント(16)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

自宅PC入れ替え顛末_その2 [Other Topic]

その1からのつづき】

 新しいPCを購入(注文)したのが10月のちょうど半ば。納品まで2週間はかかるという説明だったので、届くのはだいたい月末になってからだろうし、使い始めるのは月末月初のバタバタが落ち着いてからだな、と考えていた。

 が、1週間後に「明日お届けします」とメーカーからのメールが。
 遅れるよりははるかにマシだけれど、1週間も早いじゃん(^^;)「納期が遅れがちでして」っていう店員さんの話は何だったんだろw
 ということで、10/21に無事に届く。

 月末まで時間のあるうちに入れ替えるかと思った矢先、突発的な用事やら雑事がまとめて来たものだから、腰を据えてPCをイジっている場合じゃなくなってしまった(-_-;)
 かくして届いてから2週間以上(ディスプレイの箱は3週間以上)、自室の一角を段ボール2箱が占有することとなった。

 先週になってようやく一息つけるようになったので、ではやりますかね、と梱包を解く。

IMG_20161109_113906.jpg

 

 

 

 

 
 旧機よりも1~2回りくらいコンパクトな筐体。
 接続や設置はどうということもなく終わったのだが、ディスプレイと本体をオーディオ用コードでつないでも、あれ?音が出てこない。確かこのディスプレイ、スピーカーが内蔵されるタイプだと思ったんだけども(-_-;)本体前側のジャックにヘッドホンをつないでみると音はちゃんと出ているのが確認できるのだが。はて(・・?

 色々試してみたがダメだったのでコードを引っこ抜き、旧機で使っていたスピーカーを本体につないでみた。うん、問題なく音は出る。ならこれでいいや。

IMG_20161115_230306.jpg

 

 

 


 ↑普段は画面下枠の後ろに置いてます。
 ただし、ディスプレイの右後ろにWi-Fiの無念ルーターを置いており、これが何か影響しているのか、右スピーカーからかすかなカリカリ音がしょっちゅう聞こえてくる(これは前のPCからそうだった)。少し離せば消えるんだけども、いかんせんスペースの限られたPCデスク故……。

 今回は同じWindows10での入れ替えで、環境がほぼ同じサブノートでバックアップや設定の準備をしておいたので(それに前のデータがそのまま残ってたのが助かった)、新機での設定はほぼ滞りなく完了

……と言いたいところだったが(またかよ!?)

 唯一苦労―というかやたら手間がかかったのが、メール環境の移行。

 旧機に買い替えた際にはそれまでのXPからWin8(8.1)へ変わったので、メーラーもそれまで使っていたOutlook ExpressからWindows Live メールへと変わっていた。使い勝手も変わるので最初は戸惑ったものの、ようやく慣れて使いやすくなってきたなと思っていたら、

 Liveメール他、動画作成用のムービーメーカー、ブログ作成用のLive WriterなどをまとめたWindows Essentialsのサポートが来年早々で終了なのだとか。サポート終了後もWin10環境で利用はできるんだが、向こうさんに言わせれば「セキュリティで問題が起こっても知りませんよ~。警告したからねぇ」ってことらしい。
 Liveメールって、ちょくちょく障害が出たりで、確かに評判はよくなかったようだけれど、個人的には慣れてきて具合がよくなってきた頃だったんだけどなぁ。

 ってことでこれを機会にメーラーも移行させることにした。
 MSはWin10標準の[メール]アプリを推奨してるらしいんだが、検索してみると評判は頗るよくない。Liveメールのデータが移行できない(色々やればできなくはないらしい)という意味不明な仕様の上、使い勝手がほぼWebメールってのがいただけない。
 よって却下。

 フリーウェアやシェアウェアのメーラーも探してみたけれど、結局Outlookに移行させることに。
 これは新機を組む前から調べていたことなので、サブノートの方でLiveメールからOutlook(あちらは2013)へ移行させる準備を進めていた。

 LiveメールからOutlookへのデータ移行については、検索してみるとズラズラと出てくるので、

 詳しい手順は割愛。
 手順をちょっと間違えてしまい、同じメールが2通、ひどいのは3~4通重複するようになってしまったので、移行の際のデータ量を減らすため手作業でしこしこと削除するハメに。

 また、アカウントの設定はデータ移行してくれないようで、これも最初から設定する必要あり。
 一番面倒なのはメールの振り分け設定。Liveメールの時はフォルダを分けて受信時に振り分けるように細かく設定していたんだが、これも一からやらにゃならんみたい……。

 こちらは時間がかかりそうだし、古いメールの整理もかねてちょっとずつやっていくつもりです。

 そんなこんなで、何とか新機への入れ替え作業が(メーラー以外)だいたい完了。

 

 ……しかし、OSが変わったから仕方ないとはいえ、仕様を滅多矢鱈に変え過ぎじゃないのかい。

 Liveメールもそうなんだが、もう一つ困ったのが、Win10になって画像編集用のPicture Managerが使えなくなってしまったこと。厳密にいえばPicture ManagerはOffice2010まで搭載されていたので、2013以降は搭載されないのだけれど、旧機は当初バンドルされていたのが2010だったので気にせず使えていた(Office自体はその後2013にしたけれど、2010もそっくり残っていたので)。

 Picture Managerは簡易的な画像編集ソフトだけれど、自分はブログに掲載する際に加工する程度で、細かい編集作業をするわけでなし、トリミングとリサイズが簡単に、かつ複数の画像ファイルをまとめて扱えたので重宝していた。
 ところがMSったら、それをあっさり廃止して閲覧程度にしか使えないLive フォトギャラリーに替え、さらにWin10ではク※の役にも立たん[フォト]アプリに。

 タブレットとかタッチパネルのユーザーが増えてるんでこういう仕様に変えてきてるんだろうけど、何でこういう……従来のユーザーにとっては改悪としか言えない仕様だけにしちゃうのかなぁ……。
 脳ミソ湧いて(以下自粛

 とりあえず画像編集はJtrimを使うことに。慣れは必要だろうけれど、機能的には必要十分のようなので。

 とにかく、今度は3年やそこらで壊れたりしませんように……。 

banner_03.gifにほんブログ村 テニスブログへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。
nice!(14)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

自宅PC入れ替え顛末_その1 [Other Topic]

 気付けばまたしても1か月放置……忙しさにかまけてサボるとダメですね(-_-;)。

 サボり中に覗いて下さった皆様、本当にスミマセンでした。 

 例によってまたしれっと、何事もなかったように再開しますw


 自宅で仕事用(その他も含むw)のメイン機として使用していた、HPのデスクトップPCが壊れたのが8月末のこと(その際のドタバタについてはこの記事)。
 マザーボードの突然死、しかもサポート期間終了のためメーカー対応不可という釈然としない、が諦めざるを得ない状態だったが、HDDのデータが全て生きていたこと、当面の仕事はサブ機のVAIOでもやや不便ながらもしのげるってこともあり、メイン機の買い替えがずるずると先送りになっていた。

 10月に入ってちょっと落ち着いたので、新しいPCを買うか……と、まず吉祥寺のヨドバシカメラに出張ったのが先月中旬のこと。
 旧機の本体はダメになったものの、HDDは外付けのバックアップ用にできたし、ディスプレイは何の不具合もない。そのため当初は、同じHPで本体のみ買い替え(可能ならキーボード等も流用、それにDドライブ(BD)も乗せ替え)て、極力出費を抑えよう、などと目論んでいた(←だったら自作PCにしろや、と言われそうですが、そこまでのスキルはないので)。

 店員さんに希望を伝え、説明を聞くうちに、その目論見がいかに情弱故の甘っちょろいことかということを、すぐに思い知らされる羽目に。
 旧機のディスプレイ接続方式はDVIだったのだが、現在ではHP含むどのメーカーも現行の機種(Win10)でDVI接続を標準サポートしているものが、ほぼない。どうやらDVIは一世代古い方式で、現行機器のデジタルでの接続だとほぼHDMIになっている模様。 
 DVI←→HDMIの変換アダプタを噛ますとか(確かにかなりある模様)、DVIもサポートするグラフィックボード(?)を積むといった方法もないことはないが、前者は必ずしもうまく行く保証はない(店員さん談)、後者ではかえって出費が嵩んでしまう。まさか今更アナログのVGAで繋ぐメリットもないし……。
 ということで、旧機のディスプレイ他を流用する目論見は脆くも崩れ去る。

 ディスプレイが流用できない以上、メーカーをHPに拘る必要もないわけで、もう一つ候補として考えていたDELLで見積もりを作ってもらう。
 その後、前回HPを購入した新宿のビックカメラへ、さらにヨドバシの西口店を回ってみる。そこでもDELLを軸に希望の構成(HDD:1TB、メモリ:8GB、MS OfficeはPPT必須)を伝え、見積もってもらう。どうやらディスプレイもセットで買うより、別メーカーで買った方が安く上がるような。吉祥寺店で見積もりを作ってもらったことは伏せた上で、同じ構成で見積もりを出してもらう。

 別フロアで単体売りのディスプレイを見て回った後、色々と計算もしたいので、喫茶店でいったん休憩することに。

 残念ながらDELLはメーカー直販扱いになるため、ヨドバシのゴールドポイントが付与されない(ポイント利用は可能)。そこでディスプレイその他を別フロアで購入し、手持ちのポイントにそれを加算し、PC本体に回せば予算内で十分お釣りがくる……結果、ディスプレイはI・Oデータ、本体はDELLのスリムタイプに。
 今回もスリムタイプ……どうかなと思いつつも、置くスペースを考えるとミドルタワーは少々厳しいし、価格も抑えられるということで。

 納品までおよそ2週間という話だった。ディスプレイはこれまでとほぼ同じ20.7型を買ったので、ケーブルその他といっしょに持ち帰る(ヨドバシ.comでポイントを共通化させていたので、送料はかからなかったのだが)。



 ↑買ったのはこの機種だが、ヨドバシはこれよりもさらに安かった……。 

 長くなりそうなのでつづく。  

banner_03.gifにほんブログ村 テニスブログへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。
nice!(17)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

クルマのパーツ交換 & 6か月点検 [Other Topic]

 家のクルマの総走行距離が、先日5万kmを越えた。
 前のクルマは3年半で6万km突破(という記事を書いていたのに今回気付いたw)なので、以前より走行ペースは落ちているんだろう。確かに、テニスの頻度も減って合宿などの遠出もしなくなったし、クルマ自体の使い方も結構変わったからなぁ……それでも、通勤に使わないのに月1,000km以上走るのは、やっぱり多い?

 運転席側ドア下のサイドシルスポイラーが、この3か月弱ほど壊れていた。
 7月頃に弟が使った際、帰宅時に激しい雨が降っていたため急いで降りた際に足が滑り、サイドシルの部分に靴のかかとをひっかけてしまったのだとか。

IMG_20161014_135050.jpg

 

 

 

 


 ディーラーで診てもらったところ、パーツの接合部が外れたのではなく、完全に折れてしまった状態。それでも、ボディとの接合部がいくつかあるうちの2つほどが折れただけだから、普通に走っている限り脱落することはなさそうだったので、翌月(8月)下旬には6か月点検もあるし、交換修理費用の見積もりだけしてもらい、交換は点検時にいっしょに……というつもりだった。

 が、8月9月と忙しかったり予定が合わずだったり、なんだかんだでディーラーに持ち込むことができず。今週になってやっと都合がついたのでパーツ手配を依頼し、今日になって持ち込んだ次第。
 交換作業と6か月点検を併せて行うので、2時間半くらいはかかるということだったので、ディーラーの建物の目の前にあるららぽーと立川立飛で時間をツブすことに。
 やっておきたい仕事もあったのだけれど、平日の昼下がりにああいうショッピングモールのフードコートでノートPCを広げてカタカタやるってのもどーも気恥ずかしい(自意識過剰か?)ので、昼食代りの博多ラーメンを食べた後、ららぽーとを出て近くのマックへ移動……ホントは喫煙席のある喫茶店(コメダとかドトールとか)がいいんだけれど、歩いて行ける範囲にないので。

 学校帰りの高校生たちが楽しそうな横で、(おーおー、青春しとるのぅ)と爺臭いつぶやきをアイスコーヒーで飲み下しながら書類を作りつつ、作業の完了連絡を待った。
 久々のマックフライポテトはしょっぱかったっす(-_-;)。

 16時半を過ぎて連絡は来ていなかったけれど、そろそろ出来てる頃だろ、とディーラーへ戻る。表の駐車スペースにうちの車が洗車仕立ての状態であった。精算作業中で「この後お電話するところでした」だと。
 パーツ交換も無事完了、点検の結果、異常等も何もないとのこと。オイル交換も済んで一安心。

161014_nouhin_sho.jpg

 

 

 

 

 
 パーツ代金+工賃で、しめて¥28,922也。けっこう大きなパーツだから仕方ないか。6ヶ月点検のはメンテナンスパック(回数券みたいなものか)に入っているので、次回と次々回の点検までは基本無料。

IMG_20161014_182134.jpg

 

 

 

 

 
 作業後の姿はこの通り。
 これで、乗り降りの際にふと気になることもなくなるw。
 雨続きで全く洗車できてなかったので、車内まで含めてキレイにしてもらったのもホントにありがたい。

IMG_20161014_200740.jpg

 

 

 

 
 ディーラーからの帰り際、新型セレナのボックスティッシュをもらった。
 車内で使っていたのがそろそろなくなりそうなので、その次に使わせてもらおっと。

 過去の記事を見ていたら、ちょうど一年前にもクルマのことについて書いていた(片側のリアタイヤに釘が刺さっていて、タイヤ交換するハメになったという話)。
 その時が3万7千kmくらいということだから、そこから1年でほぼ1万3千km走ったってことか……ふむ(・ω・) 

banner_03.gifにほんブログ村 テニスブログへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。


nice!(26)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

最近読んだ実話怪談本×4冊 [Book - Horror/SF/Mystery]

 気付けばこのところ実話怪談本を濫読気味だったので、印象が薄れる前に4冊分まとめて。
 その手のものは苦手な方はスルーして下さい。ホントにすみません[あせあせ(飛び散る汗)]

「怪談恐山」高田公太著(竹書房文庫刊)

◆内容紹介(裏表紙から)
あの世にもっとも近い場所、恐山。日本最大の霊場に纏わる戦慄譚を、恐山を知り抜いた青森県出身の著者が渾身の取材で書き下ろす実話怪談集。娘の誕生日に貰った風車、その日から家族の様子が…「いざ、最悪のほうへ」、赤い馬を見ると死ぬ、祟られた一族の顛末…「天馬よ昇れ」、家中が水浸しになる謎の濡れ部屋…「真相究明」ほか、恐山怪談以外にも味わい深い、極限の35話!

 タイトル、それに社員旅行で恐山の禁忌を犯した客が招いた結末「貸し切りバス」が冒頭に来ることで、収録の話がみな恐山絡みか、少なくとも青森県にまつわる話を集めたものかと思いきや、実際はそういうわけでもない。当初はそのような構成にするつもりだったと「あとがき」にはあるが、何篇おきかに恐山絡みの話が挿まれるので、むしろ効果的なのかもしれない。
 印象に残ったのは……

  • 葬式帰り、レストランで酔い潰れ、目を覚ました男がいた意想外な場所「どこと?」
  • 実家の中で時々落ちているもの「誰のものとも知れず」
  • レストラン客の落とし物を拾った翌日から、店長に起こった奇妙な変化「分からん」
  • ある新入社員が配属された風変わりな営業所と、不可解な仕事「新人」
  • ある会社社長の娘の誕生日に送られてきていた”あるもの”……「いざ、最悪のほうへ」など。

  特に「いざ、最悪のほうへ」の何とも言えない怖さは、こういう恐山絡みの怪談を期待していた―といったらバチが当たるだろうか。 

 

「厭魂」つくね乱蔵著(竹書房文庫刊)

◆内容紹介(裏表紙から)
生きるも地獄、死ぬるも地獄……。
人間の心の闇、業の深さが招く、とんでもなく厭な話、怖い話。見ると祟られる山神様の祭り…「閲覧注意」、死んだ母が迎えに来る…「一晩だけの勇気」、水死体の下にあった砂を持ち帰った男は…「不純な動機」、孤独な新米母にできた初めての親友…「公園友達」ほか、厭系怪談の妙手が聞き集めた、生者と死者が呪い合う凄絶なる実話、全31話!

 読んでみたい気持ちはありながら、書店で見つけても何となく購入が躊躇われていたのだけれども……。タイトル、そして既読の「FKB 怪談五色2 忌式」などで強烈な印象が残ったこの著者の作品イメージそのままに厭な読後感。心霊や不可解な現象よりも、それに関わった生身の人間の、ささやかながら剥き出しの悪意を最後にこちらに放り投げるように提示してくるというか。例えば「我が家」を読むと、知人の善意というものを無条件に信じられなくなるかも。それらの悪意の殆どは、保身や我が身可愛さといった正直な感情から来るものであったり、あるいは長年の憤懣や鬱積の意趣返しの現れだったりするのだが、中には理不尽極まりないもののあるわけで。
 また、よくある実話怪談のパターンで終わるかと思いきや、強烈に厭なオチが待っている話も少なくないので油断ができない

  • 死後もなお飼い主の娘を守っていた忠犬の話……のはずが「そばにいるよ」
  • 蒐集癖のあった祖父のコレクションの中にあったもの「遺品整理」
  • 病死した母親が連れて行こうとする娘二人を守ろうとした夫婦と、その後日談「一晩だけの勇気」
  • 幽霊屋敷として有名な家がその町内に存在し続ける理由「自己責任」
    などはそれに当たる。

 中でも、ラストの「悲願達成」は、正直かすかな吐き気を覚えるほどに厭な話。こればかりは全くの創作であって欲しいと思うのだが……少なくともここに登場するような家族は実際に、しかも世の中にはいくつもあるのかもしれない。

 

「山の霊異記 幻惑の尾根」安曇潤平著(角川文庫刊)

◆内容紹介(裏表紙から)
冬の閉ざされた山小屋の一室で毎年起きる怪異とその顛末に戦慄する「五号室」、キノコ狩りに夢中になるうちに道に迷った男が寂れたゲレンデ跡で遭遇した恐怖を描く「リフト」、仲睦まじく登山道を歩く母娘に呼びかける父親の声の正体が切ない「呼ぶ声」等、20話を収録。山をこよなく愛し、数々の山に登り続けている著者が訊き集めた話を、臨場感たっぷりに綴る。登山者を異界へと導く、山の霊気に満ちた山岳怪談集。 解説・星野潔

 安曇潤平の山岳実話怪談集。「赤いヤッケの男」「黒い遭難碑」に続く、≪山の霊異記≫シリーズの第3弾。
 面白いことは面白いし、山ならではの怪談として楽しめるのだが、巻を重ねる毎に創作怪談色が増していってるのは気にならないでもないし、各話前半の山行の描写がちと多過ぎて冗長な感もあり。とはいえ、純粋に「怖い話」の続く中に、「不思議だけれどいい話(泣かせる話)」や「ファンタジー色の強い幻想譚」が織り交ぜられて、いい塩梅になっている。
 前者では、理由も何も不明なままだが怖い「五号室」「異臭」「豹変の山」、ダメ押しがズルい「古の道」など。後者なら、山に消えた者の遺された家族への思いを描いた「呼ぶ声」「息子」、亡き先達への畏敬が起こした不思議な邂逅「終焉の山」などか。
 正直、実話怪談として読むならややフィクション色が強いようにも思えるが(幽霊がどれも実体感あり過ぎだろ!とか)、山という異界なら、あるいはそういうこともあるのかもしれない……とも思えてくる。

 実はこれ、単行本で出ている「ヒュッテは夜嗤う 山の霊異記」(幽BOOKS)の文庫化なのだが、なぜ前2冊とは異なりタイトルを変え、しかも角川ホラー文庫でなく、”角川文庫"で出たんだろう?
 その辺りの切り分けが今以てよくわからん。

 

「怖の日常」福澤徹三著(角川ホラー文庫刊)

◆内容紹介(裏表紙から)
ひとり暮らしの部屋で、深夜パソコンに向かっていると背後から聞こえる奇妙な音…その正体に震撼する「カタカタ」。朝起きるたび、数が増え深くなっていく引っ掻き傷に、じわじわと追いつめられていく「傷」。実在の事故物件をめぐる、不穏なシンクロニシティ。併せて読むと怖さが倍増の「残穢の震源から」「三つの事故物件」等、全62話を収録。日常に潜む忌まわしさと恐怖を端正な筆致で炙り出す、正統派の怪談実話集。

 言うなればここ数年、各出版社から濫造気味な実話怪談集……ではあるのだが、著者既刊の「黒い百物語」や、昨今の竹書房文庫系の怨念とか呪いとか禁忌とか、そういった解り易い(というと語弊があるか)怖さの怪談というよりは、心霊譚とは言い切れないまでも、不可解というか不可思議な体験談の聞き書き集といったところで、小野不由美「鬼談百景」にやや近いテイストかもしれない。一篇辺りがどれも短いということもあるのだが。
 巻末収録の「残穢の震源から」は小野不由美「残穢」のクライマックスに関わってくる内容でもある(なんせその作品に実名で登場するわけだからw)。また「三つの事故物件」は、著者本人の話でもあるのだが……本編よりもこの2篇の方がぞわっとさせられる。 

 さすがに4冊続けて読んだわけではないのだけれど、あまり間を空けずに読むと怖さの感じ方が鈍くなってくるというか、不感症気味になってきそうな気も。
 怪談ジャンキー、なんていうほどじゃないとは思うが、精神的にも少々よろしくないのかも……。

banner_03.gifにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。


nice!(22)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「知れば恐ろしい 日本人の風習」 [Book - Public]

 日本人にとって馴染み深い風習やタブー、季節の行事、さらには子供の遊びや昔話のルーツを検証し、我々の先祖がそれらに込めた「”恐怖”に対する智慧」を探っていく。

◎「知れば恐ろしい 日本人の風習 
  :『夜に口笛を吹いてはならない』の本当の理由とは」
         千葉公慈著(河出文庫刊)

◆内容紹介
なぜ、夜に爪を切ると「親の死に目にあえない」と言われるのか?「孟蘭盆会(お盆)」の起源は地獄での“逆さ吊り”の刑にあった―日本のしきたりや年中行事、わらべ唄の昔話には、どこか不気味なものや、ルーツに恐ろしい逸話が隠されているものが多い。それはいったいなぜなのか。風習に潜む恐怖の謎解きをしながら日本人のメンタリティを読み解く。 

 日本で昔からあるしきたりや習俗、季節の祭事、さらにはおなじみの昔話等々の起源を解説している。

 第1章は「しきたり・タブー」
 タイトルにある「夜に口笛を吹いてはならない」の理由について、悪霊や妖怪を呼び寄せる、蛇を呼び寄せる、人攫いが来る、親を早死にさせる等々の俗説や迷信をあげた上で、口笛がかつて「嘯(うそぶ)き」と表現されていたことから、神や精霊を招く力がある=神聖な行為だからこそ、濫りに行ってはならぬ戒めであった、とする。さらに曹洞宗の僧侶という著者の立場から、仏教の発遣供養(魂抜き)における作法の影響もあるのではないか、と推測する。 
「夜、爪を切ると親の死に目に会えない」は、戦国時代の城の不寝番が親が亡くなっても持ち場を離れられない重責であることから、不寝番即ち”夜詰め”と夜爪の語呂合わせから来た―という俗説、さらに日本人が古来から爪や髪を神聖視してきたことを「日本書紀」やその他の記述から紹介している。

 第2章は「年中行事」。年始の「獅子舞」に始まり「雛祭り」「花見」「七夕」「酉の市」等々を経て、暮れの「煤払い」まで、 一年の22の行事を取り上げている。「七草粥」や「端午の節句」、「盂蘭盆会(お盆)」といった馴染み深いものから、「事八日(2月と12月の8日)」「河童祭り」「重陽の節句(9月9日)」といった耳慣れない、あまりピンとこないものまであるが、それら悉くが日本人の死生観や信仰心、そして農耕文化と深く関わっていることに改めて気付かされる。
 ちなみに本書では「お彼岸」の行事の起源が、桓武天皇の弟で、政争に敗れ幽閉の末に憤死した早良親王の霊を鎮めるための行事だった、とある。その他「盂蘭盆会」や「節分」なども、昔自分が学んだものとは異なる点もあるが、その辺りは諸説あるうちの一つとして、著者の立場で取り上げているものなんだろう、と。

 第3章は「子供の遊び・わらべ歌」、第4章「昔話」を扱っている。
 子供の頃やった記憶のある「えんがちょ」のしぐさが、平家物語の絵巻にも描かれているというのは面白いが、この仕草自体の明確な起源は未だ不明とのこと。と言うより、これらの遊びやわらべ歌自体、様々な諸説、異説、解釈が存在するようで、はっきりしているのは「起源自体が明確でない」ということのようだ。
「昔話」では「かちかち山」、本邦に於ける人魚伝説「八百比丘尼」、日本のシンデレラともいうべき「米福粟福」、そして松谷みよ子の名作童話『龍の子太郎』の元となった民話「小泉小太郎」を紹介している。 

「知れば恐ろしい」というのは、今はどうということのない習わしであっても、かつては死やそれに付随するもの、それに対する当時の日本人の意識―即ち怖れ、あるいは畏れ―が反映されているということなのだが、今よりもはるかに死が身近であった時代では、むしろ当然のこととも考えられる。

 ところで、近年は昔話等から残酷な要素、死に関する事柄を一様に「子供の教育上よろしくない」と忌避し遠ざける流れが特に顕著なようだ。
 例えば昔話「かちかち山」にしても、かつては爺さんに捕えられたタヌキが婆さんを騙して縄を解かせた挙句、逆に杵で搗き殺してその肉を鍋に入れ(!)、婆さんに化けて何食わぬ顔でそれを爺さんに食べさせ(!!)、「爺さんが喰ったのはタヌキ汁じゃなくババア汁、流しの下の骨を見ろ~」と嘲笑いながら逃げていく―という、悪趣味ホラーもかくやの場面があったはず(自分が読んだのはタヌキが婆さんを殺して逃げるものだった)だが、近年では婆さんは殺されずケガで済み、懲らしめられたタヌキが反省し謝って大団円……なんてかなりヌルいマイルドな内容に改変されているのだとか。
 昔話には勧善懲悪、善因善果悪因悪果、社会の厳しさやモラルというものを、お話というフォーマットで教育するという機能も有していたと考えれば、子供は「ルールを破り悪事を働けば、恐ろしい結果を招く」ということを昔話から学び、残酷譚によって刷り込まれた”恐怖”が、その後の自らの行為のブレーキとしても働いていたのではないかと思う。

 かつては三世代同居の家も多く、年寄りが自宅で家族に看取られて死ぬ、つまり子供といえど日常の中で「死」というものに直面することも、数十年前ですらそう珍しくないことだった。
 現代でもTVやネット上のニュースで毎日のように様々な「死」が報じられてはいるが、それは媒体を介してのものであって、子供心にそれを実感することはそう多くないのではないか。大半の人間は病院で死を迎え、身内でなければそれに立ち会う機会もほとんどない。
 子供に残酷な話をどんどん聞かせて教育しろ、坊主による地獄極楽の説話を聞かせろ、なんて極論を言うつもりは毛頭ないけれども、大人の思い込みによる毒抜きによってそういったものを見えなくさせてしまうことは、幼い頃から死というものへの畏れ(恐れでもあるが)、ひいては命の脆さ、尊さを学ぶ機会を奪ってしまっているんじゃないか、と思わざるを得ない。 

 ーMemento mori(死を記憶せよ)
 この警句は、己の慢心や油断への戒めであると同時に、他者の生命の重さを思え、という意味も含まれているのではないかと勝手ながら思うのだ。 

 昨今はこれら年中行事の大半は様々な商業主義、あるいは胡散臭いスピリチュアル系のビジネスと結び付いて、由来も意味もへったくれも失われつつあるようだが……。  

banner_03.gifにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。


nice!(18)  コメント(9)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感