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昨年読んだ新書まとめ [Book - Public]

 まとめというほどでもないが、昨年読んでみた新書ばかり、この際並べて記事に起こしてみる。
 そうしないといつまで経っても記事にしなさそうなのでw

「恐怖の哲学―ホラーで人間を読む」戸田山和久著(NHK出版新書刊)

◆内容紹介
テーマはホラー、前代未聞の哲学入門 恐怖は知性だ!
なぜわれわれはかくも多彩なものを恐れるのか?ときに恐怖と笑いが同居するのはなぜか?そもそもなせわれわれは恐れるのか?人間存在のフクザツさを読み解くのに格好の素材がホラーだ。おなじみのホラー映画を鮮やかに分析し、感情の哲学から心理学、脳科学まで多様な知を縦横無尽に駆使、キョーフの正体に迫る。めくるめく読書体験、眠れぬ夜を保証するぜ!
―(表紙見返しより)

恐怖は、怖さ特有の「怖い感じ」をもっている。この怖い感じゆえに、恐怖が御楽になる。それがホラーだ。恐怖を感じる生きものはいろいろいるだろうが、恐怖を楽しむことができるというのは、きわめて人間的な事実じゃないだろうか。なぜ、どのようにして、人は恐怖を楽しめるのだろうか。……このように、恐怖という情動については、考えてみるべき謎がまだまだたくさんある。そして、ホラーというジャンルの存在は、その謎をさらに多様に、さらに深くする。そこに問いがある以上、考えてみますよ、というのが哲学なので、考えちゃいましょう。―「まえがき」より

 人はなぜ「恐怖」という情動を持つのか、
 「恐怖」はなぜ“怖い”必要があるのか、
 にもかかわらず、人はなぜ「恐怖」を―エンタメの枠内等で―愉しむことができるのか、
 作りごと、フィクションとわかっているのになぜ“怖い”のか、
 人はなぜ多種多様なものを怖がることができるのか、
 作りごと、フィクションとわかっているのになぜ“怖い”のか、
 人はなぜ多種多様なものを怖がることができるのか、

……といった命題を考察し解き進めていく一冊。新書なのに450㌻近くあるかなりのボリューム。軽妙な文体で書かれてはいるが、現代哲学的な考察がそのかなりの部分を占めるので、書かれた語句の意味するところが具体的にイメージがし辛いために、門外漢な自分には今一つ入ってこないような。
 本当はまえがきから第1章……と順に読み進めていくことが正しいのだろうし、そう読んでいくことで理解が深まるのだろうと思うが、(イメージのし難さ故に)けっこう難解ではあるし、目次を見ても逆にピンとこない。なので巻末に「本書のまとめ」(p428-429)があるので、そこから逆引き的に興味を持った項目から読んでみるのも一つの手かもしれない。
 1つだけネタバレをするなら、

ホラーを楽しめるのは、怖さを上回る何かがあるからというより、怖さそのものが快楽をもたらすからだ。(→第7章) 

ということらしい。
 そうか。やっぱり「怖い話」を読むことって、快楽なんだw 

「宗教消滅 資本主義は宗教と心中する」島田裕巳著(SB新書刊)

◆内容紹介
かつて隆盛を誇った新興宗教は、入信者を減らし、衰退の一途をたどっている。
著者は、毎年恒例のPL学園の花火が「地味に」なっていることから、日本の新興宗教の衰退を察知。
日本の新興宗教の衰退は、なにを意味するのか――。
本書は、世界と日本の宗教が衰退している現象を読み解きながら、それを経済・資本主義とからめて宗教の未来を予測する。共同体を解体しつくした資本主義は、宗教さえも解体し、どこへ行きつくか。拠り所をなくした人はどうなっていくのか。ポスト資本主義の社会を「宗教」から読み解く野心的な1冊。

イスラム国、
無縁社会、
ゼロ葬―
宗教崩壊は、他人事ではない!

・仏教―真言宗の本山である高野山で参拝者が4割減!
・カトリック―フランスでは空っぽの教会が次々とサーカスに売却
・プロテスタント―韓国で現世利益だけを訴える偽キリスト教が跋扈
・イスラム教―人口増による世俗化で原理主義との対立が激化
・創価学会―婦人部の会員が高齢化し集票能力に翳り
・幸福の科学―若い世代に受け継がれずに90年代の信者が高齢化
・アメリカ―広がるのは病気治しの奇跡信仰ばかり
・中国―バチカン非公認のカトリックを政府が弾圧

 ……と、帯書きの紹介だけでこんな長くなってしまった(-_-;)
 恐らくはここ数年来のISの台頭や相次ぐ宗教―多くはイスラム原理主義派による―テロが、この本の執筆のきっかけでもあったんだろうが、現代の日本、のみならず世界の現状を、宗教を切り口に考察した書といえるか。
 少し前に、10年前(2007年)に刊行された同じく島田氏の「日本の10大新宗教」(幻冬舎新書)を読了していたので、その後の10年弱で日本、そして世界においての宗教的な状況が大きく変わってきているということはわかる。
 筆者は巻末で、世界的な宗教の世俗化、無宗教化、イスラム教の拡大とその後に来る世俗化(イスラム教は本来世俗一体の宗教ではあるが)による形骸化、そして高度資本主義社会において共同体が解体されていき、ひいては宗教どころか社会そのものが存立していかなくなる―と記している。
 実際、資本主義と宗教というものは人類史において密接に関わってきたわけで、日本において戦後、数々の新興宗教が出現、発展したことも、高度経済成長と切り離すことはできないのだが……。確かに、日本における新興宗教の衰退は、若年層の取り込みが出来ておらず団体自体が高齢化してしまっていることが主因なのだろうが、ではなぜ若い世代は”神””信仰”を求めないのか、その辺りももう少し掘り下げて欲しかったような。 

 タイトルや表紙の文言に大仰な感はあるものの、宗教という切り口で現代社会を通覧する上ではそれなりに面白い。 

「キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』」F・W・ニーチェ著/適菜収訳(講談社+α新書刊)

◆内容紹介
名著、現代に復活。
世界を滅ぼす一神教の恐怖!
世界を戦火に巻き込むキリスト教原理主義者=ブッシュ、アメリカの危険を百年前に喝破。

被告・キリスト教は有罪です。私はキリスト教に対して、これまで告訴人が口にしたすべての告訴のうちで、もっとも恐るべき告訴をします。どんな腐敗でも、キリスト教以上に腐っているものはないからです。キリスト教は、周囲のあらゆるものを腐らせます。あらゆる価値から無価値を、あらゆる真理からウソを、あらゆる正直さから卑怯な心をでっちあげます。それでもまだ、キリスト教会の「人道主義的」な祝福について語りたいなら、もう勝手にしろとしか言えません。キリスト教会は、人々の弱みにつけこんで、生き長らえてきました。それどころか、自分たちの組織を永遠化するために、不幸を作ってきたのです。

●キリスト教が世界をダメにする
●仏教の素晴らしいところ
●イエスは単なるアナーキスト
●イエスとキリスト教は無関係
●オカルト本『新約聖書』の暴言集
●キリスト教が戦争を招く理由
●キリスト教は女をバカにしている
●キリスト教が破壊したローマ帝国
●十字軍は海賊
●ルネサンスは反キリスト教運動

 哲学界の巨人、ニーチェ晩年の著作「アンチクリスト」を、平易な現代語に訳した一冊(訳者自身が加筆省略した箇所もあると述べているので、いわゆる"超訳"ともいえるのかも)。
 ニーチェは全編を通してキリスト教を、キリスト教主義を、当時のヨーロッパ社会を支配していたキリスト教的価値体系をこれでもかとこき下ろす(但しニーチェはキリスト教を批判しており、イエス=キリストという人物は非難するどころか称賛している)。
 刊行は1895年、つまり19世紀末のことだが、当時よくこんな本を出版したなぁ、というのが第一印象(ちなみにニーチェがこの本を執筆したのは1888年。膨大な原稿を一気呵成に執筆した後、翌年精神錯乱を発症。母親と妹の介護で11年生き、1900年没)。が、読み進めていくうち、キリスト教というものが実は「戦いを必要とする宗教」である、ということが次第にわかってくる。

 表紙にはニーチェの写真と共に、9・11テロで炎上するWTCビルの写真が使われている。この新書自体の刊行が'05年だから、あの大事件が出版の契機にもなっていたのだろうが……。
 9・11の同時多発テロ、さらには原理主義者、あるいはISによるテロ等でイスラム教だけが何か一方的に危険視されているところがあるが、それではキリスト教は善なのか。宗教的価値体系としてはどちらにも属さぬ日本人として、それらをどう捉えるべきなのか―。ニーチェは「自分の視野は200年後まで見通す」と言ったそうだが、確かに今なお古くなっていないどころか、現代こそ読まれるべき著作なのかもしれない。  

 ……訳者自身に対してはその思想面などで首肯しかねるというか、ちょっと……うーん、って感じはあるのだけれど(-_-;) 

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80年代デニムをリペア [Clothes/Shoes/Goods]

 今日はホントに寒い日でした。
 予報通り、積もる雪にはならずみぞれ混じり、宵には雨もほぼ止んでくれたのでとりあえず一安心。例年、今が一年で一番寒い時期なのでまだ油断はできないけれど、雪はいらないなぁ……。

 閑話休題。

 日頃、デニムパンツ(以前はジーンズと言ったもんですがw)を買う場合、自分は大概色の濃いもの、要はあまりウォッシュ加工のさほどかかってないものを選ぶ。が、昨秋辺りになって、ダメージ加工のされたものも1本くらいいいかも?と、ちょっとばかり考え始めた。とはいえ、年甲斐もなく穴の開きまくったデニムを履くというのも恥ずかしいw ならば、ということでリペア加工のされたものならいいんじゃないの?と思いつき、ネットで色々見ていた。
 そんな矢先。

 弟が「これ~」と出してきたのは、自分が高校~大学の頃に買ったと思しき、Levi'sの515。
 確か穿いているうちに縮んで腿がパツパツになり、弟に譲ったものだった。その後は弟が穿いていたけれど、生地が擦れてあちこちに破れや穴があいたので、そのうち直そうと思って取っておいたのだとか。
「穿けるんならこれ直したらどうよ?」と。

 ってことでデニムのリペアを頼める店を検索してみたが、案外とお値段もかかる……。懐かしいとは言えさほど愛着あるものでもなし、ある程度の金額を払うならそれこそ、新品を買った方がいいわけで。
 と、国立駅前にあるお店が、靴やカバン以外にデニムのリペアもやってたことを思い出し、持ち込んで直接訊いてみることに。

 持ち込んだのは国立駅北口にある「BOTANICA」。 
 生地も経年劣化でだいぶ傷んでいるので、とりあえずダメージの大きい箇所3ヶ所(両腿と右後ろポケット)を直してもらい、あまり気を遣わず穿ける状態にしてもらうことにした。価格は3ヶ所合わせて¥5,000-だから、相場よりけっこうリーズナブル。
 5日ほどで出来上がりだったのだけれど、昨日ようやく受け取ってきた。

 以下、ビフォー&アフターを。

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 リペア前(左)とリペア後(右)―その1

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 リペア前(左)とリペア後(右)―その2

 リペア前の写真はお店で見てもらっているときに撮ったものなので、黄色いテープはお店の方が確認用に貼ったもの。
 特に左腿がL字形にざっくり裂けている。最初小さい穴だったのが、穿く時につま先がひっかかってビリリとやってしまったもの、らしい。

IMG_02_after_r.jpgIMG_02_after_l.jpg

 

 

 

 

 
 リペア箇所拡大。右腿(左)と左腿(右)。

 周囲の生地も薄くなっていたので、広い範囲に糸を入れてもらっている。右腿は穴の痕を活かしつつ補強してもらった。

IMG_03.jpgIMG_03_after.jpgIMG_03_after_02.jpg

 

 

 

 

 
 右後ポケットの付け根の破れ(左)とリペア後(中)、その裏(右)。
 下地から裂けていたので、一度外してから裏を補強して付け直したとのこと。

「この頃のリーバイスは14ozの生地を使ってて、けっこう良かったんですけどねぇ」 とは、お店のマスター談。
 確かに昔のものと比べ、最近のデニムは一様に生地が薄い。それが柔らかさ、つまりは穿きやすさとか、シルエットがきれいに出る―といったメリットに出てはいるんだろうけれども。もとより、ファッションアイテムとしてゴツゴツ硬いのは敬遠されるんだろうなぁ。

IMG_04.jpg

 

 

 

 

 
 出来上がりがこの状態

 久々に穿いてみると……ウエストや腿などは問題なく穿けるんだけど、とにかく股上深っw
 近年はローライズ気味のものばかり穿いていたので、ベルトのバックルがへそが隠れる位置に来る感覚は、懐かしいような違和感あるような(^^;)

 ここまで色落ちしたデニムは最近持っていなかったので、もう少し暖かくなったら気軽にガシガシ穿こうかと。ただ、左後ろポケットも穴があきそうだし、裾のほつれもかなりある。
 これはそのうちまたリペアを依頼しようかな。

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読書会に参加 [Book - Horror/SF/Mystery]

 もう10日前の話になるが、先月29日(日)に、「怪奇幻想倶楽部 読書会」なるものに参加してきた。

 主に怪奇幻想系の翻訳小説を取り扱うブログ『奇妙な世界の片隅で』のkazuouさんが主催する読書会で、昨秋から始まり、今回が3回目の開催。第1回からお誘いをいただいており、自分もぜひ参加したかったもののどうにも都合がつかず、今回やっと参加することができた。

 読書会と銘打ってはいるものの、課題図書を読んでディスカッションするとか、発表が義務付けられるみたいな堅苦しいものではなく、普段あまり(周囲の人とは)話す機会のないジャンルを愛読する者が集まり、ある程度テーマを決めて語りましょう、みたいな。

 場所はJR巣鴨駅前の喫茶店の貸会議室。行きがけのバスに乗り遅れてしまい、定刻の13:30を少々遅れての到着になってしまった。
 参加された方はみな上記のブログの読者さんのようだったが、怪奇幻想~とある割には、そのジャンルばかりを偏食的に読んでいるのは自分くらいのようで、皆さんともまぁミステリからSF、ファンタジー、現代文学、はてはマンガに写真集etc……読書量、その範囲ともとにかく多いこと広いこと(^^;)。聞いたことのないような作品や作家が会話の中にぽんぽん出てくる上、その内容も多岐にわたるのでそのたび( ゚д゚)ポカーンと、もとい黙って聞くばかりw
 とはいえ、自分の全く知らないジャンルについて触れるというのも、これまた楽しいことではあったことも間違いないことで。
 その日の内容について、主催者のkazuouさんが詳細なレポをあげておられるので、興味ある方?はそちらもご覧になられたし。

 予定の時刻で終了した後、居酒屋に河岸を変えて2次会へ。
 アルコールが入りつつも、皆さん和やかに、しかしディープな内容で盛り上がっていた模様。

 今月末(26日)に第4回の開催を予定しているとのことで、一昨日にご案内のメールをいただいている。興味のある方は、一度そちらのブログを覗いてみてはいかがでしょうか。  

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【2017全豪】幸せな結末……? [Tennis - Pro Tour]

 今更ではあるけれど、結果には触れておかないとということで。
 先日の日曜(1/29)に行われた今年の全豪オープン。今年の男子決勝は、世界中の多くのテニスファンが望んだカードになった。

  • R.Federer[17] (SUI)
     6-4
    3-6 6-1 3-6 6-3 R.Nadal[9] (ESP) 

 ベスト8が出揃った時点で、このカードを期待する声は相当あったようだけれど、まさか本当にそうなるとはという感じで。2人とも故障やリハビリで昨シーズンの後半を欠場。共に「もう終わりかも……」なんて声がちらほら上がっていたわけで。特にフェデラーなんて今年は年男(現時点では35歳)という、一昔前ならほぼシングルスは引退している年齢だというのに。

 これまでの全豪ではこの両者、一昨年('14)と’12年の準決勝、そして'09年の決勝の3度対戦し、3回ともナダルが勝利していた。グランドスラムの決勝という舞台で見ると、’11年の全仏以来6年ぶり。

 準決勝の2試合は共にフルセットの激闘だったが、決勝も交互に1セットずつ獲って最終セットへ。 

 深夜にNHKで放映していた録画(当然結果は知ってましたw)で、しかも最終セットしか見ていないのだけれど、それでもフェデラーのストローク、特にバックハンドがキレッキレだったことは見て取れた。あの攻め方は、SFでディミトロフがナダル戦でやっていたことだけれど、ナダルのボールを殆どライジングの速いテンポで、深い場所へコントロールするなんて、巧いとかそういうレベルの話じゃない。
 化け物ですわ(^^;)

 そして、フェデラーが4-3として迎えた#8ゲーム、ナダルのサーブで40-40(Deuce)からのこのラリーと、フェデラーが決めたこのフォアハンド。

Epic 26 shot rally:Federer vs Nadal 5th set (Final) | Australian Open 2017 

 正直、この2人の対戦をあまり期待していなかったごくごく少数派(ヒネクレ者ともいう)のテニスファンですが(-_-;)、このショットはやはり鳥肌が立った。 

 結果、最終セットはフェデラーが1-3から5ゲームを連取し、7年ぶりの5度目の全豪オープン優勝(グランドスラムでも'12年のウィンブルドン以来5年ぶり)。グランドスラム通算では18個目のタイトルで、史上1位の記録を更新したことになる。

 この2人が共にテニス史上に残る凄い選手ということに異存は全くない。しかもその2人が好敵手同士として同じ時代に活躍してきたのだから、男子テニス界のこの10数年がいかに稀有な時代だったかということだろう。だからこそ、このカードを望む声がSF前、否QF辺りから高まってきたことも分かる。

 とはいえ。
 この両雄は時代すら巻き戻してしまうんだろうか。
 SFでナダルと対戦したディミトロフのプレーには、時代を後戻りさせないという意地があったようにも感じられたのだけれども……。

 この2人が戻ってきたことで、2017年の男子テニス界の勢力図は、シーズン序盤から混沌としてきた気がする。 

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【2017全豪】男子ベスト8の顔ぶれ [Tennis - Pro Tour]

 このブログ、メインのコンテンツはテニスということになっておりますが、油断するとその話題がぱたっと音沙汰なしになりがちでして(昨年暮れにA・マレーが世界No.1についたこと、WTFで優勝を飾ったことも記事にしてないし……)。
 正直自己満以外の何物でもないけれど、やはり触れておかねばということで。

 先週16日に開幕した、今年最初のグランドスラム大会、全豪オープン。 
 やっと年始の気分が抜けきった頃だというのに、テニス選手はいきなり4大大会に挑まなきゃいけないのだから、過酷なものだよなぁ、と常々思う。寒い日が続く日本にいる身からすると、真夏のメルボルンが羨ましいけれども(-_-;)

 昨年末に悲願のNo.1を達成したA・マレー、全豪では昨年までの2連覇を含む6度の優勝を飾っている2位のN・ジョコビッチが8強に残れぬまま姿を消し、#5シードで迎えた錦織圭も、半年間の休養から復帰したR・フェデラーとのフルセットの激闘の末、Rd.4で敗れ去った。そんなこんなで今日(23日)男子ベスト8が出揃い、QF(準々決勝)の組み合わせが決まったわけで。

 以下、恒例の8強の顔ぶれと、私情入りまくりで全く当てにならぬ予想じみたものを。

  • Roger Federer [17] (SUI) vs Mischa Zverev (GER)
    過去の対戦はフェデラーの2勝。4年前のハレ(ドイツ)ではファデラーが6-0、6-0で完勝している……とはいえ、その時とは両者の力関係がだいぶ異なっている。8強入りの選手の内、唯一のノーシードであるズベレフだが、何しろRd.4で現No.1、優勝候補筆頭と目されたマレーを攻撃的なネットプレーを終始貫いて撃破する大金星をあげ、その勢いは相当のもの。一方のフェデラーは昨夏から半年間の休養を経てツアーに復帰して間もない。Rd.4では錦織とフルセットを戦い、フィジカル面での不安が皆無……ということはないと思う。
    とはいえ、ここは百戦錬磨、テニス史上最高のプレイヤーの一人に数えられるフェデラー。グランドスラムで強豪を倒す大金星を挙げて勝ち上がってきた相手を、苦もなく料理してしまったという場面は、これまでに何度も見せられている。記者会見ではズベレフを警戒するコメントをしていたけれども、フィジカル面で何らかのトラブルでもない限り、フェデラーがやはり優位ではないか。
  • Stan Wawrinka[4] (SUI) vs Jo-Wilfried Tsonga[12] (FRA)
    同い年で、実は誕生日も20日しか違わず(ワウリンカが'85.3.28、ツォンガが同4.17生)、プライベートでも仲が良かったというこの2人の対戦は、ワウリンカの4勝3敗と拮抗中。最後の対戦はワウリンカが初優勝を飾った一昨年の全仏SFで、グランドスラムでは全仏で3回('11、’12、'15)あるものの、その他のGSでは対戦がない。というより、初対戦だった'07のメッツ大会を除き全てクレーコートでの対戦となっている。
    ワウリンカは3年前にGS初戴冠となる優勝を飾っており、またツォンガは9年前('08)にマレー、ナダルを破って決勝に進出し、一躍名を轟かせた―と、全豪は両者にとってゲンのいい大会、といっていいかもしれない。このところワウリンカが3連勝しているとはいえ、好調な時は圧倒的なプレーでBIG4を屠るだけの爆発力を有するこの両者。過去7戦でストレートで決着した試合が一度もないことからして、縺れるのは必至かと。
  • Milos Raonic[3] (CAN) vs Rafael Nadal[9] (ESP)
    過去、ナダルの6勝2敗でグランドスラムでの対戦はなし。最後の対戦は今年年頭のブリスベンQFで、ラオニッチがナダルから2勝目を挙げている。
    昨年11月の最終戦でSFに進出、キャリアハイとなる世界ランク3位で迎えた今シーズンのラオニッチ。年頭のブリスベンでも優勝し、今大会も危なげなくQFまで駒を進めてきた。一方ナダルは、昨夏のリオ五輪でダブルスで金メダルに輝いたものの、上海MS後に左手首の故障のリハビリのためとして3か月ツアーを離脱、今シーズンからの復帰となった。今大会もRd.2では、次世代No.1候補の一人であるA・ズベレフに、セットカウント1-2から逆転、フルセットで振り切っての勝ち上がりとなっている(因みにこっちのズベレフ(アレクサンダー)は、マレーを破ったミーシャ・ズベレフの弟でもある)。
    過去8度の対戦では、'13年のバルセロナ大会を除いて全てハードコート。それでもナダルの5勝(2敗)なのだけれど、今年の全豪、特にセンターコートであるロッド・レーバー・アリーナは球脚がかなり速くなったという声もかなりあるので、カギはやはりラオニッチ最大の武器であるサーブの出来如何かと。サーブでのフリーポイントがあまり奪えず、ロングラリーに持ち込まれる展開となれば、やはりナダルに分があるのでは。
  • David Goffin[11] (BEL) vs Grigor Dimitrov[15] (BUL)
    ツアー大会本選レベルでは、ディミトロフの1勝('14全米Rd.3)。ツアー予選、チャレンジャー大会を含めてもディミトロフの4勝負けなしという成績。
    同じ片手バックハンド、プレースタイルの類似点(?)などから、"ベビー・フェデラー"という(本人にとってはやや不本意な)渾名を付けられ、かつては次のNo.1とも目されながらも、その後は伸び悩み、プライベート面での話題ばかり注目されることも多かった(一時期、あのマリア・シャラポワと交際していたことも有名)ディミトロフ。’14年の8位から一転、’15年は不調に苦しんでいたものの昨年になって復調の兆しを見せ、今年年頭のブリスベンではSFでラオニッチ、さらに決勝で錦織を破って3年ぶりのツアー大会優勝を飾っている。
    一方のゴファン。やや遅咲きでグランドスラム大会も20代になってから初出場('12全仏)という、やや遅咲きの選手ながら、ここ数年確実に力を伸ばしてきた選手でもある。グランドスラムでの8強入りは、昨年の全仏に続き2度目。身長180cmと現在の選手の中では小柄ながら、コートカバーリングに長けテンポの速いストローク、鋭いカウンターショットを持つプレイヤー。リターン力も優れていることは、今大会のRd.3で、ツアー界最強(最凶?)のサーブを持つ巨人I・カルロビッチ(Rd.1、2の2試合-8セットで何と94本のエースを記録!)を、ストレートであっさり下していることでも証明されている。
    さてこの両者……Rd.3で#18シードのR・ガスケを、さらにRd.4では、ジョコビッチをRd.2で破って世界のファンを驚かせたD・イストミンを破って勝ち残ったディミトロフに対し、サーブ王カルロビッチに続き、Rd.4では次世代トップ勢のライバルでもある#8シードのD・ティエムを下して勝ち上がってきたゴファン。共に調子は良さそうなので、どうなるかは正直予想がつかない(^^;)攻撃的なプレーで勢いに乗ったならストレートでディミトロフ、一進一退の展開でファイナルセットまで縺れるようならゴファン、と予想(根拠はありませんw)。

 はい、例によって予想の根拠はほとんどないし、多分に私見も混ざって(というか大半が)おります。
 とはいえこれほど、ベスト8の時点で誰が優勝するかほとんど予想がつかないグランドスラム大会というのも久しぶりな気がする。いつもながらライブでは見られない(WOWOW未加入の為)ので、NHK地上波及び公式サイトのハイライトしかチェックできていないけれど、過剰に肩入れしたい選手がもういない分w気楽に楽しめるかなぁと(^^;) 

※選手名のところに、ATP公式サイトの選手別プロフィールのリンクを張りました。
 選手の顔が気になる?方は一度チェックしてみて下さいまし……。 

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「世にも奇妙な人体実験の歴史」 [Book - Public]

 自らの理論を信じて自分の肉体で危険な実験を行い、今日の医学、科学の礎を築いた科学者たちによる、驚異のエピソード。

「世にも奇妙な人体実験の歴史」 T・ノートン著(文春文庫刊)

◆内容紹介(裏表紙から)
性病、毒ガス、寄生虫。麻酔薬、ペスト、放射線……。人類への脅威を解明するため、偉大な科学者たちは己の肉体を犠牲に果敢すぎる人体実験に挑んでいた! 梅毒患者の膿を「自分」に塗布、コレラ菌入りの水を飲み干す、カテーテルを自らの心臓に通す―。マッド・サイエンティストの奇想天外、抱腹絶倒の物語。解説・仲野徹 

 書店で平積みされた本書を見て、「人体実験の歴史」というタイトル、そして帯に大書された”マッド・サイエンティストの世界へようこそ!”という文字に、SF作品に数多登場する―研究のためなら他者の命など何とも思わぬ、いわゆる"マッド・サイエンティスト"の異様な話ばかりかと想像してしまった。

 確かに中盤まではそういった科学者や医師、さらには金儲けのために胡散臭いインチキをやらかした輩も登場するし、また壊血病(ビタミンC不足によって19世紀までの船乗りが悩まされた疾患)の原因となっている、食物に含まれる不可欠な「何か」を探るため実験台となったのは孤児院の子ども達だった―という(第9章「偏食は命取り―ビタミン」)。この辺りは当時の常識や階級意識、現在とは大きく異なる社会的な倫理観等も関連してくるのだろうが。
 但し、第3章「インチキ薬から夢の新薬まで―薬」で記された、独テジェネロ社開発の新薬臨床実験によって6人の犠牲者(生存はしているが―)を出した'06年の事件は、今なお臨床試験という名目で人体実験が行われることを求められる新薬開発の実情と、そこに含む危うさを示しているように感じられる。

 だが、本書に書かれたエピソードの大半を占めるのは、研究のために文字通り自分の体を実験台にした、あるいは危険極まりない領域へ自ら踏み込んでいった医師や科学者たちによるもの。
「麻酔は何が有効なのか」、「放射線は人体に如何なる影響を及ぼすのか」、「なぜ違う血液型を輸血しては(基本的に)ダメなのか」、「海に潜ったらなぜ急に浮かび上がってはいけないのか」etc……現代では常識となっているような事柄はどれも、彼ら自らが身体を張った研究によって解明され、確立されたものなのだ。
 無論、その「研究のため」という目的は往々にして、病気や苦痛に苦しむ患者、人類、あるいは国家のためという高尚なものというよりは、研究者本人の―傍から見れば常軌を逸していると思えるほどの―強烈な知的好奇心からくるものなのだが。  

 終盤の第12章「爆発に身をさらし続けた博士―爆弾と疥癬」以降、
「毒ガスと潜水艦(敵が用いる毒ガスへの対策のため、研究者は毒ガス中毒になりながらガスマスクを作った)
「漂流(海難者が生き延びるためには、海水を飲んでも大丈夫なのか)
「サメ(海難者にとって、飢餓や乾きと同様人食いザメも恐ろしい存在だった)
「深海(潜水病対策の研究は、やがて深海への挑戦へとつながっていく)
「成層圏と超音速(深海へ挑んだO・ピカールは、気球で成層圏へも挑んでいた)
と続くが、この辺りは科学史というよりはもはや、冒険譚を読んでいるような。

 彼らのような、優れた知性、蛮勇と言えなくもない勇気、そして何よりも並外れた好奇心の持ち主が、現代科学の礎を築いてきたことは間違いない。彼らが単なるマゾヒストでも自殺志願者でもなかったことは

―多くの自己実験者がほとんど考えられないような極限状態を体験したが、自分の仕事にはそれだけの価値があると信じていたが故に、彼らは実験に伴う危険にも不愉快さにも淡々と耐えた。それらの多くがきわめて高度な研究であったことは、ノーベル賞受賞者に占める自己実験者の割合の高さによって証明されている。 

という「あとがき」の一文でもわかる。

 言ってみれば古今の科学史のこぼれ話を蒐集した本と言えなくもないのだが、ここまで集まると凄絶ですらある。   

 

 大阪大医学部教授、仲野徹氏による特別集中講義「人体実験学特論」という体裁の解説も、内容をコンパクトかつ要領よく紹介する内容になっていて秀逸。
 書店で本書を見かけたら、まず解説から目を通してみるといいかもしれない。  

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新年…… [Greetings]

 年(齢)を取る毎に、年(期間)が明けるという感覚が薄れてくるのは、普通なんでしょうか。

 明けましておめでとうございます。
 1か月半ぶりの更新が、新年のご挨拶となりました。

 今年がよりよい一年でありますように。  

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パクチーは好きですか? [Eat & Drink]

 パクチー。
 自分は特に大好物ではないけれど、食べられないわけでもないですw

 が、年に何回か、タイ料理やベトナム料理がやけに食べたくなったりするので、好きな部類の人間に入るのだろう。
 この夏に友人たちと5人でタイ料理の店で飲んだ際は、恐る恐る……といった様子のメンバーの中、1人自分だけ喜んで食べてたような……(^^;)この時はパクチー云々というより、全般的にかなり辛いメニューばかりだったからかも知れないけど(おかげでビールが進むこと進むこと)。

 ちなみにパクチーはタイ語での呼称で、一般的にはコリアンダー(英)。香辛料としてはこっちの呼び方が一般的だろうか。またベトナムではザウムイと呼ぶんだとか。中国では香菜(シャンツァイ)。

 そのパクチー。好き嫌いが人によってはっきり分かれるが、それについてこんな記事があった。

 要は、化学物質の匂いを検出する働きのある8つの遺伝子コードがあり、そのうちのある1つのコードによってパクチーの好き嫌いが決まる(そのコードに変異があると、パクチーに含まれるアルデヒドの匂いに敏感になり、受け付けなくなる)んだとか。

 即ち、本当にパクチーが嫌いな人は遺伝子レベルで嫌いということで。

 どうやらその遺伝子コードに変異はなさそうな自分に、またまたウチの弟が妙なものを買ってきた。
 インスタントの袋麺で「パクチー焼きそば」……!?
 曰く「ビールのつまみにあいそうでしょ(・∀・)ニヤニヤ」と。

paq_01.jpg

 

 

 

 


 いや……特に好物ってわけじゃないんだが。第一こんなもの、どこで見つけて来るんだよorz
 で先日夜、晩酌のアテに作ってみた。

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 ベトナム製だが、日本語表記のパッケージからすると、あちらで売られているものを直輸入したのではなく、日本向けに製造されたもの、か。

 作り方は
1,麺を茹でる。
2,別容器に小袋の粉末スープ、乾燥野菜(パクチーですな)、それに香味油をあけておく
3,茹で上がった麺を軽く湯切りし、2,の容器にあけてよく混ぜる
4,皿に移してできあがり
 ……焼きそばっていうかこれ、ほぼ"まぜそば"じゃないかとw
 ま、インスタントの焼きそば自体、焼きませんけれども。

 スープや乾燥パクチーの袋を開けた時はほとんど匂いもなかったが、湯切りした麺を入れて混ぜ始めた途端、パクチー独特のあの匂いが鼻を衝く。
 嫌いな人はこの時点でダメだろうなw

paq_03.jpg

 

 

 

 


皿に移した状態。素の味をみてみたかったので、他の具も入れず手も加えず。
 「お好みで生パクチーなど添えるとよりおいしく召し上がれます」とあるが、そんなものはございませんw
 ビールはプレモルで♪

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 パッと見、青のりをまぶした塩焼きそばに見えなくも……ない?

 食べてみると、調理時に「おうっ」と感じたほどには、パクチー独特のあの味が主張してこない。もう少しガツンと来るかと身構えたんだが。ビールのアテにするならもうちょい、スパイシーさなど欲しいところ。
 ただ、食後に胃の辺りにしばし違和感を覚えたような……その後、具合が悪くなったなんてことは全くありませんでしたが(^^;)。

 「パクチー焼きそば」については、既にこんな記事があった。

 昨年夏の記事で「限定販売」となってますが、現在でもAmazon等で買える模様。

 そういえばパクチーつながりで、こんな記事を以前読んだのを思い出した。

 ところ変われば……とはいえ、讃岐うどんに山盛りのパクチー……うわわ(^^;) 

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自宅PC入れ替え顛末_その2 [Other Topic]

その1からのつづき】

 新しいPCを購入(注文)したのが10月のちょうど半ば。納品まで2週間はかかるという説明だったので、届くのはだいたい月末になってからだろうし、使い始めるのは月末月初のバタバタが落ち着いてからだな、と考えていた。

 が、1週間後に「明日お届けします」とメーカーからのメールが。
 遅れるよりははるかにマシだけれど、1週間も早いじゃん(^^;)「納期が遅れがちでして」っていう店員さんの話は何だったんだろw
 ということで、10/21に無事に届く。

 月末まで時間のあるうちに入れ替えるかと思った矢先、突発的な用事やら雑事がまとめて来たものだから、腰を据えてPCをイジっている場合じゃなくなってしまった(-_-;)
 かくして届いてから2週間以上(ディスプレイの箱は3週間以上)、自室の一角を段ボール2箱が占有することとなった。

 先週になってようやく一息つけるようになったので、ではやりますかね、と梱包を解く。

IMG_20161109_113906.jpg

 

 

 

 

 
 旧機よりも1~2回りくらいコンパクトな筐体。
 接続や設置はどうということもなく終わったのだが、ディスプレイと本体をオーディオ用コードでつないでも、あれ?音が出てこない。確かこのディスプレイ、スピーカーが内蔵されるタイプだと思ったんだけども(-_-;)本体前側のジャックにヘッドホンをつないでみると音はちゃんと出ているのが確認できるのだが。はて(・・?

 色々試してみたがダメだったのでコードを引っこ抜き、旧機で使っていたスピーカーを本体につないでみた。うん、問題なく音は出る。ならこれでいいや。

IMG_20161115_230306.jpg

 

 

 


 ↑普段は画面下枠の後ろに置いてます。
 ただし、ディスプレイの右後ろにWi-Fiの無念ルーターを置いており、これが何か影響しているのか、右スピーカーからかすかなカリカリ音がしょっちゅう聞こえてくる(これは前のPCからそうだった)。少し離せば消えるんだけども、いかんせんスペースの限られたPCデスク故……。

 今回は同じWindows10での入れ替えで、環境がほぼ同じサブノートでバックアップや設定の準備をしておいたので(それに前のデータがそのまま残ってたのが助かった)、新機での設定はほぼ滞りなく完了

……と言いたいところだったが(またかよ!?)

 唯一苦労―というかやたら手間がかかったのが、メール環境の移行。

 旧機に買い替えた際にはそれまでのXPからWin8(8.1)へ変わったので、メーラーもそれまで使っていたOutlook ExpressからWindows Live メールへと変わっていた。使い勝手も変わるので最初は戸惑ったものの、ようやく慣れて使いやすくなってきたなと思っていたら、

 Liveメール他、動画作成用のムービーメーカー、ブログ作成用のLive WriterなどをまとめたWindows Essentialsのサポートが来年早々で終了なのだとか。サポート終了後もWin10環境で利用はできるんだが、向こうさんに言わせれば「セキュリティで問題が起こっても知りませんよ~。警告したからねぇ」ってことらしい。
 Liveメールって、ちょくちょく障害が出たりで、確かに評判はよくなかったようだけれど、個人的には慣れてきて具合がよくなってきた頃だったんだけどなぁ。

 ってことでこれを機会にメーラーも移行させることにした。
 MSはWin10標準の[メール]アプリを推奨してるらしいんだが、検索してみると評判は頗るよくない。Liveメールのデータが移行できない(色々やればできなくはないらしい)という意味不明な仕様の上、使い勝手がほぼWebメールってのがいただけない。
 よって却下。

 フリーウェアやシェアウェアのメーラーも探してみたけれど、結局Outlookに移行させることに。
 これは新機を組む前から調べていたことなので、サブノートの方でLiveメールからOutlook(あちらは2013)へ移行させる準備を進めていた。

 LiveメールからOutlookへのデータ移行については、検索してみるとズラズラと出てくるので、

 詳しい手順は割愛。
 手順をちょっと間違えてしまい、同じメールが2通、ひどいのは3~4通重複するようになってしまったので、移行の際のデータ量を減らすため手作業でしこしこと削除するハメに。

 また、アカウントの設定はデータ移行してくれないようで、これも最初から設定する必要あり。
 一番面倒なのはメールの振り分け設定。Liveメールの時はフォルダを分けて受信時に振り分けるように細かく設定していたんだが、これも一からやらにゃならんみたい……。

 こちらは時間がかかりそうだし、古いメールの整理もかねてちょっとずつやっていくつもりです。

 そんなこんなで、何とか新機への入れ替え作業が(メーラー以外)だいたい完了。

 

 ……しかし、OSが変わったから仕方ないとはいえ、仕様を滅多矢鱈に変え過ぎじゃないのかい。

 Liveメールもそうなんだが、もう一つ困ったのが、Win10になって画像編集用のPicture Managerが使えなくなってしまったこと。厳密にいえばPicture ManagerはOffice2010まで搭載されていたので、2013以降は搭載されないのだけれど、旧機は当初バンドルされていたのが2010だったので気にせず使えていた(Office自体はその後2013にしたけれど、2010もそっくり残っていたので)。

 Picture Managerは簡易的な画像編集ソフトだけれど、自分はブログに掲載する際に加工する程度で、細かい編集作業をするわけでなし、トリミングとリサイズが簡単に、かつ複数の画像ファイルをまとめて扱えたので重宝していた。
 ところがMSったら、それをあっさり廃止して閲覧程度にしか使えないLive フォトギャラリーに替え、さらにWin10ではク※の役にも立たん[フォト]アプリに。

 タブレットとかタッチパネルのユーザーが増えてるんでこういう仕様に変えてきてるんだろうけど、何でこういう……従来のユーザーにとっては改悪としか言えない仕様だけにしちゃうのかなぁ……。
 脳ミソ湧いて(以下自粛

 とりあえず画像編集はJtrimを使うことに。慣れは必要だろうけれど、機能的には必要十分のようなので。

 とにかく、今度は3年やそこらで壊れたりしませんように……。 

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自宅PC入れ替え顛末_その1 [Other Topic]

 気付けばまたしても1か月放置……忙しさにかまけてサボるとダメですね(-_-;)。

 サボり中に覗いて下さった皆様、本当にスミマセンでした。 

 例によってまたしれっと、何事もなかったように再開しますw


 自宅で仕事用(その他も含むw)のメイン機として使用していた、HPのデスクトップPCが壊れたのが8月末のこと(その際のドタバタについてはこの記事)。
 マザーボードの突然死、しかもサポート期間終了のためメーカー対応不可という釈然としない、が諦めざるを得ない状態だったが、HDDのデータが全て生きていたこと、当面の仕事はサブ機のVAIOでもやや不便ながらもしのげるってこともあり、メイン機の買い替えがずるずると先送りになっていた。

 10月に入ってちょっと落ち着いたので、新しいPCを買うか……と、まず吉祥寺のヨドバシカメラに出張ったのが先月中旬のこと。
 旧機の本体はダメになったものの、HDDは外付けのバックアップ用にできたし、ディスプレイは何の不具合もない。そのため当初は、同じHPで本体のみ買い替え(可能ならキーボード等も流用、それにDドライブ(BD)も乗せ替え)て、極力出費を抑えよう、などと目論んでいた(←だったら自作PCにしろや、と言われそうですが、そこまでのスキルはないので)。

 店員さんに希望を伝え、説明を聞くうちに、その目論見がいかに情弱故の甘っちょろいことかということを、すぐに思い知らされる羽目に。
 旧機のディスプレイ接続方式はDVIだったのだが、現在ではHP含むどのメーカーも現行の機種(Win10)でDVI接続を標準サポートしているものが、ほぼない。どうやらDVIは一世代古い方式で、現行機器のデジタルでの接続だとほぼHDMIになっている模様。 
 DVI←→HDMIの変換アダプタを噛ますとか(確かにかなりある模様)、DVIもサポートするグラフィックボード(?)を積むといった方法もないことはないが、前者は必ずしもうまく行く保証はない(店員さん談)、後者ではかえって出費が嵩んでしまう。まさか今更アナログのVGAで繋ぐメリットもないし……。
 ということで、旧機のディスプレイ他を流用する目論見は脆くも崩れ去る。

 ディスプレイが流用できない以上、メーカーをHPに拘る必要もないわけで、もう一つ候補として考えていたDELLで見積もりを作ってもらう。
 その後、前回HPを購入した新宿のビックカメラへ、さらにヨドバシの西口店を回ってみる。そこでもDELLを軸に希望の構成(HDD:1TB、メモリ:8GB、MS OfficeはPPT必須)を伝え、見積もってもらう。どうやらディスプレイもセットで買うより、別メーカーで買った方が安く上がるような。吉祥寺店で見積もりを作ってもらったことは伏せた上で、同じ構成で見積もりを出してもらう。

 別フロアで単体売りのディスプレイを見て回った後、色々と計算もしたいので、喫茶店でいったん休憩することに。

 残念ながらDELLはメーカー直販扱いになるため、ヨドバシのゴールドポイントが付与されない(ポイント利用は可能)。そこでディスプレイその他を別フロアで購入し、手持ちのポイントにそれを加算し、PC本体に回せば予算内で十分お釣りがくる……結果、ディスプレイはI・Oデータ、本体はDELLのスリムタイプに。
 今回もスリムタイプ……どうかなと思いつつも、置くスペースを考えるとミドルタワーは少々厳しいし、価格も抑えられるということで。

 納品までおよそ2週間という話だった。ディスプレイはこれまでとほぼ同じ20.7型を買ったので、ケーブルその他といっしょに持ち帰る(ヨドバシ.comでポイントを共通化させていたので、送料はかからなかったのだが)。



 ↑買ったのはこの機種だが、ヨドバシはこれよりもさらに安かった……。 

 長くなりそうなのでつづく。  

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